モデル、モデルウォーキング講師 江口さゆりさんのコラム [美しいウォーキングは、自分の「脚」に気づくことから] です。

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美しいウォーキングは、自分の「脚」に気づくことから

2011/11/11

写真:江口さゆり江口さゆり
(モデル、モデルウォーキング講師)

あまりに日常的な動作だからこそ、気づかない「歩行グセ」

ウォーキング講師の経歴を通して、かれこれ約1,000名の女性に接してきました。プロモデルの卵から一般の方、年齢層も10代から60代までと様々な方がいらっしゃいます。「美しい歩き方、立ち居振る舞いを身につけたい」という意欲を持って受講頂けるのは、指導する側としても本当に嬉しいです。

指導している中で、いつも感じることがあります。
実は、多くの方が「全く自分の脚に気づいていない」。

「最近脚が太くなって・・・」「むくんでいるんです」など、脚がまっすぐなシルエットであるかどうかに関心の高い方は多いのですが、実際に歩いている時の「脚の着地の仕方」「歩き姿」「後ろ姿」は、あまり理解していない、気にしていないようです。
美しい脚のシルエットは、「普段いかに美しい姿勢と正しい歩き方で、使うべき筋肉を使っているか」が大きく影響します。だからこそ、今のご自分の「歩行グセ」を知ることが大事な出発点だと、いつもお話しています。

ヒール、ゆがんでいませんか?

写真に挙げた方は Modelの卵の生徒さんです。一見して解る位、ヒールが斜めに傾いていますよね?
レッスン中で、何度かそれを伝えたのですが、なかなか脚の後側、特にヒールを見ながら歩く事は難しいので動画や写真に撮影して、説明してみました。
本人もビックリしていましたが、他の生徒さんたちも「え〜!本当だ!!すご〜い・・・!!!」と集まって驚きの声を挙げていました。
普段からヒールがゆがんだ状態で歩く「クセ」に、本人が全く気付かないまま、生活してきてしまった結果なんですね。

ヒール靴を長時間履く機会が増えた現代。
脚の「着地」の仕方を正しく行なうことが、より重要になってきています。
「可愛いく見えるから」「ラクだから」と、内股や外側重心でヒールの歪んだ状態で歩く「良くないクセ」を身につけたまま、生活し続けていると・・・・・O脚の悪化にもつながりますし、骨盤が広がる原因の1つにもなります。

普段履いている靴、チェックしてみましょう

「歩行グセ」を知るためには、大きな鏡などで横や後ろからもチェックしてみるのも方法ですが、後ろ姿をしっかり見ながら歩くのは、結構難しいですよね。
お手持ちのヒール靴にも、普段の歩きグセの痕が残っています。是非一度、ご覧になってみて下さい。
ヒールが内側にゆがんでいませんか?靴のかかと、外側ばかり減っていませんか?外側加重で歩いている可能性があります。
「歩きグセ」をしっかり把握することで、どこを直せばよいかが理解しやすくなります。是非皆さんに美しい歩き方を目指してほしいですね☆

江口さゆり

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