睡眠専門医 坪田聡さんのコラム [日本睡眠学会第41回定期学術集会 かぶって寝るまくらIGLOOの睡眠促進効果発表] です。

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日本睡眠学会第41回定期学術集会 かぶって寝るまくらIGLOOの睡眠促進効果発表

2016/09/01

写真:坪田聡坪田聡
(睡眠専門医)

睡眠に関連した多彩な分野の専門家が集まり、睡眠について多元的に考える学会

2016年7月7日(木)・8日(金)の2日間、「日本睡眠学会第41回定期学術集会」が開催されました。日本睡眠学会は、生理学、生物学、臨床医学、臨床検査学、心理学、看護学など睡眠に関連した多彩な分野の人が集まり、睡眠について多元的に考える学際的伝統を持つ学会です。
今回は、「睡眠の事実・意味・価値」をテーマとし、睡眠に関する経験、観察、調査について幅広い分野やアプローチの方法で、活発に、成果発表、コミュニケーションがなされました。   

IGLOOの実証効果:有意に早く深い睡眠になることを発表

(株)ドリーム/プロイデア事業部でも、日本睡眠学会・会員でもある、雨晴クリニックの坪田 聡先生と共同で開発しました、「かぶって寝るまくら『イグルー』」の、「入眠時間を短縮する効果」について、学会発表の場で、坪田 聡先生と共に、効果検証に基づく発表を行いました。当日は、効果測定をご担当いただきました、名古屋市立大学 大学院芸術工学研究科の横山清子先生(写真左)にもご来場いただきました。

【実証効果】

●一般的な枕では、就寝後すみやかに深い睡眠に達せられない人(入眠時間が30分を超えた群)でも、「かぶって寝るまくら IGLOO(イグルー)」を使うことで有意に早く深い睡眠となった。

●「かぶって寝るまくら IGLOO(イグルー)」は一般的な枕と比較して、「遮光」・「遮音」・「適度な閉塞感」の働きをもつ構造を有しており、これらの効果によって、就寝時において明らかに早く深睡眠に達すると考えられた。

睡眠に関する理論・仮設を商品開発につなげ、効果測定を行う方法として注目

学会に参加された多くの皆様から、睡眠に関する理論や仮説を商品開発につなげ、効果測定をしていく方法が、この学会でもユニークな発表になっており、「睡眠」について日々研究や臨床に関わる研究者にとっても、大変に興味深い事例・方法として注目いただきました。
また、専門病院で導入を検討したいとの声もいただきました。

(Text:プロイデア事務局)

坪田聡

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