メディカルケア院長、日本高気圧ウエルネス協会理事 宮田トオルさんのコラム [健康への近道は「皮膚体操」にあり!] です。

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健康への近道は「皮膚体操」にあり!

2012/03/30

写真:宮田トオル宮田トオル
(メディカルケア院長、日本高気圧ウエルネス協会理事)

皮膚を「動かす」ことで全身に働きかける究極の健康法

みなさん、「皮膚」という言葉からどのようなイメージを持ちますか? 「肌」となると美容やエステなど女性にはとても重要な部分ですね。大金をかけても“守り抜く”努力をされます。なにより「お肌」というぐらい大切に扱われていますが、皮膚になると呼び捨てで「お皮膚」とは決して呼びません。それだけ皮膚という言葉は今まで存在感が薄かったのです。

私が著書『皮膚を動かせば健康になる』(草思社刊)で紹介している「皮膚体操」とは、自分の手で皮膚を「動かす」ことによって全身に働きかける、画期的な健康法です。器具も薬品も必要ありません。お金もかかりません。誰もが、いつでもどこでもできる究極の健康法です。

皮膚を動かすだけで、さまざまな体の不調を解消できる

皮膚体操のポイントは、「動かす」ということにあります。皮膚の上に手を置き、指や手のひらを使って、皮膚を左右方向や上下方向に、文字通り「動かす」のです。「もむ」のではなく、「さする」のでもありません。あえていえば、その中間といってもよいでしょう。

皮膚体操のバリエーションとして、軽く皮膚をつまんだり、軽くたたいたりすることもしますが、基本は「動かす」ことにあります。それによって、筋肉や関節などの痛み、こりをはじめとして、さまざまな体の不調を解消することができるのです。

「皮膚を動かしただけで、痛みやこりが治るなんて信じられない!」という方もいるでしょう。しかし多くの方を対象に皮膚体操を指導した結果、大きな効果がありました。

なかでも、ひざの痛み、腰痛、五十肩、肩こり、股関節の痛み、ひじや手首の痛み、外反母趾、背骨や骨盤周りの痛み、内蔵の不調、偏頭痛などには、短期間で目に見える効果をあげています。

「皮膚を動かせば健康になる」---これは動かしがたい事実なのです。

老後を迎えても、楽しくいつも笑顔でいられる毎日に

『皮膚を動かせば健康になる』では、とくに中高齢者の方々でも無理なく、一人でもできる皮膚体操を紹介しています。腰やひざに痛みのある方やリウマチなどの持病がある方でも安全にできるものばかりです。健康年齢を伸ばして、いきいきとした生活を送りためにも、毎日少しずつ皮膚体操をやっていただきたいと思います。

男女ともに、老後を迎えても活動的に過ごすことにより、なによりも楽しくいつも笑顔でいられる毎日をみなさんに送っていただけることが私の願いです。

宮田トオル

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