モデル、モデルウォーキング講師 江口さゆりさんのコラム [「和」と「洋」それぞれの美に親しむ] です。

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「和」と「洋」それぞれの美に親しむ

2011/11/22

写真:江口さゆり江口さゆり
(モデル、モデルウォーキング講師)

日本舞踊の動きを採り入れたフィットネス「NOSS」

この度、「NOSS」のインストラクター資格を取得いたしました。
「NOSS」とは、日本舞踊の動きを採り入れた和のフィットネスです。伝統的な踊りの要素がどの筋肉を動かし、鍛えることになるのか、日本舞踊の西川流三世家元・西川右近と中京大学体育学部長・湯浅景元教授が合同研究をされ、考案されたプログラム。心拍数が大きく上がることなく、ゆったりとした動きで行なえるため、幅広い年齢の方にオススメできるそうで、今注目を集めています。
レッスンを受けると、わずか7分のプログラムなのに、しっかり汗をかき、筋肉を使っているのを実感します。

和の良さに触れ、動きに学ぶ

普段携わっているウォーキングは「洋」の動き。ヒール靴で颯爽と歩き、美しく立ち居振る舞いをすることを理想として、日々指導をしています。
今回、「和」の動きに触れることで、改めてその良さを認識するきっかけになりました。
昔の方は、着物を着用されていますよね。Model・ウォーキング講師の視点から言うと、あまり大きな歩きが出来ないため、ヒップアップ効果にはつながらなさそうですが(笑)、着物で少し腰を落として内股で歩く動きは、内転筋を使うことにつながります。現代女性の生活では、なかなか使うことがない部位です。また、着物姿の時は脚を組むことが出来ません。脚をつい組んでしまうクセがある方は、骨盤周りの歪みが生じやすいので、着物の着用することで脚を揃えて座るよう意識できそうですね。

「和」の良さは他にもあります。下駄もその1つ。下駄を履いて歩くと、しっかりと脚の指を使うので、ふくらはぎのハリ防止にもつながるそうです。私も普段はヒール靴ですが、たまに下駄を履くようにしています。

TPOと合わせて「和」「洋」の使い分けを

インストラクターコースは充実した時間で、一緒に受講した皆様とも楽しんで取り組むことができました。日本独特の伝統音楽に合わせて踊っていると、自然と女性らしいしとやかな気分になるんですよね。これもまた、「和」の持つ魅力だと感じます。
ヒール靴を履きこなし、美しいラインで、颯爽と格好良く歩く「洋」の良さと、着物姿で首筋をしゃんと出し、腰を落としてしとやかに歩く「和」の良さ。
格好良さと奥ゆかしさ、どちらも女性ならではの美の表現だと思います。TPOに合わせて上手く使い分けを楽しむのも、女性としての毎日をより豊かにしてくれそうですね。

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